「ん・・・」 目が覚めたアリスは、ゆっくりと起き上がった。 伸びをするとキョロキョロと辺りを見回したアリス。 「姉様はまだなの?」 アリスは木に寄り掛かり、また姉を待つことにした。 「・・・つまんないわ」 手入れの行き届いた広い庭をぼーっと眺めながらアリスは呟いた。 「あら?」 そんなアリスの視界に、一匹の兎が入って来た。 二足歩行の服を着た・・・。 ・