「智哉!行くぞっ!!」


迷ってなんかいられない。
すぐ部屋に駆けつけ、その男ともみ合いになった。


が、リビングへ逃げていき、追いかけるとその隣の6畳ほどの部屋に


足に鎖をつけられた、彼女と紅実ちゃんがいた!


「啓人さんっ!!」


「大丈夫かっ?」


と、声をかけたと同時に、後ろから、何かで殴られた。


崩れて、意識が朦朧とする中、


彼女の俺を呼ぶ声と、
パトカーのサイレンと、
部屋に数人が入ってくる足音が微かに聞こえたが、


俺は、そのまま意識を失くした・・・