彼女と紅実ちゃんがいなくなってまる一日経った…


相変わらず、犯人と思われるヤツからは、連絡がない。


「智哉、どう思う?」


智哉の親父さんの事務所で、二人とも頭を悩ませている。


俺はパトロールと偽り、制服のまま、この事務所にいた。


「俺は・・・たぶん・・・・
以前、ストーカーした男が絡んでるんじゃないかと思う。」


「お前もそう思うか?」


「3人で話した時、ストーカーされたヤツの話になった時、
彼女、少し震えてたような気がしたんだけど・・・」

俺と智哉は顔を見合せ…



「「行ってみるか?」」


さすが、
8年の付き合い。


考えている事は同じだった。