5分くらい経って 姿を捕らえなくなったと思ったら、 机の書類の内容に気をとられていた時、 フッ・・・と 気になっていたその女の人が 交番の前に立っていた。 薄いブルーのノースリーブワンピース。 少し、風が強いせいか、 裾のスカート部分がふわりふわりと揺れていた。 肩より少し短めの髪、 天然なのか、パーマをかけているのか、 柔らかなふわふわの髪質。 黒いハッキリとした瞳が 吸い込まれてしまうほどだった。