「毬「啓…人」…子」
二人同時にお互いの名を呼んだ。
「俺たち、
出逢って愛し合うまで短い時間しかなかっただろ?
きっとまたお互いの過去に嫉妬してしまうかもしれない…
だけど、過去があっての俺たちだし…
何より、せっかく毬子のお祖父様が結びつけてくれたんだから
これからたくさん2人の時間はある
2人でたくさんの思い出を作っていこう
オレはいつだって毬子を信じる
毬子もオレを信じてついてきてくれる?」
毬子は、コクンと頷いて、
「うん…
私も啓人を信じるわ」
俺の背中に両手を回し、
ギュッとしがみつく毬子。
それに答えるように俺も強く抱きしめた。

