ソファーに座る毬子を いわゆる… お姫様抱っこをし… 寝室へと連れて行く 「啓人…?」 落ちないように オレの首に手を回し 猫のように小さくなる ベッドに毬子を降ろし 「アイツに触られたの、どこ?」 「え?ヒ…ロト…?」 毬子の首筋に唇を落とそうとした時… 「今日…」 両手でオレの胸元を押して 下から見上げる 「私の知らない啓人を 知ってる人たちが羨ましかった… 私と出会う前の啓人のこと知ってる人たちが…」 ベッドに座り俯く毬子は 今にも、溢れだしそうな涙をグッと我慢しているようだ