Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)


「あ、ううん 莉沙子たちの演奏、もうすぐですね」


固くなっていた表情を壊すように先輩に笑顔を向けた。



啓人…
やっぱり、私たち、お互いのこと知らなさすぎない?


こんなにも啓人のこと好きで、少しでも離れたら


私の心は、ものすごく震えるの…


啓人…


啓人…


もう少しで、
言葉に出してしまいそうで…





座っていた膝の上の両手をギュッと握った。