「おぉ、柴田~、来てくれたんだー、 勤務わからないって言ってたから どうかな、って思ってたんだー ありがとなー」 薄いピンクの生地に裾と袖に牡丹が描かれた振袖を着ていた。 「うん、なんとか休めたから大丈夫だったよ」 彼女、柴田沙希は、俺と同期の交通課の婦人警官。 警察学校でも、何かと班になり、協力し合ってた。 毬子と出会う前は たまに休日が合うと その頃の仲間らと 飲みに言ったりもしてた