「うっ・・・えっっ・・ん・・・
お兄さまっ・・・ズッッ・・・
どうっ・・したら・・」
奈々子と莉沙子とフェアリーで過ごして
お店を出る前のレジで気がついたの。
バイオリンが無いってことに。。。
すぐに3人で、校門前のベンチまで戻ったけれど、
見つからなかった。。。
周りや、近くのバス停、
校内の学生課、事務課、いろいろ聞きまわったけれど、
届出は無かったそう。
へこむ私を心配して、奈々子と莉沙子は、
送り迎えの専用車に
一緒に乗って
家まで私を送ってくれた。
そして、たまたま早く帰ってきた
私の、いちばんの頼れる人、、、
晃一お兄さまに、策を尋ねている。

