「・・・これは?」 「うん、毬子お姉ちゃんが、くれたの 紅実、ピンクの方、お姉ちゃんからもらってあるのに くれたの」 その髪飾りを見つめながら、彼女の顔を思い出した。 「それでね、 お姉ちゃんが・・・ 私は、他の人と結婚するけれど、 ずっとずっと啓人兄ちゃんを愛してる、って。 ずっと、遠くで見守ってるって。 紅実には、大好きな人と、結婚してね。って。」 紅実ちゃんの話を聞きながら、 髪飾りを握りしめ、 俺は、 ひとつの決心をした…