彼女を振り切り、俺に向かってきた。 が、とっさに体をかわした と、同時に永沢は、床に倒れた。 この時、俺は、受け身も身につけていた警官で良かったと思った。 「・・・っ! 痛ってぇっ 毬子、一体どうゆうつもりなんだっ?!」 「准くんっ、お願い! 話を聞いて!」 永沢に駆け寄り、彼の怒りを鎮めようとする彼女。 永沢の腕をとり、彼女が永沢を起き上がらせると、 「リビングで、待ってて、すぐに行くから」 不服そうな顔で、永沢は、この部屋を出て行った。