ピンポーン♪ こんな朝早くの来客。 「う~ん…」 両手を伸ばし、気だるそうに体を起こした。 シルクのナイトウェアの胸元が、少し揺るんでいて、色っぽい。 そんな姿に見とれていると… トントントントン 誰かが2階へ急ぐ足音。 と、少し騒がしい階下。 そして、足音は、この部屋の前で止まり… コンコン… ドアをノックした。 「毬子お嬢さまっ!、起きてらっしゃいますか?!」 なんだか、慌てたような声で彼女を呼んだ。