=Guildius・Machina=

『仕事』という単語に、レンの目がキラリと光った。楽しくて楽しくて仕方ないイベントが、ついに来た、そういう目だった。

顔の見えない上司へ、不敵な笑みで言う。知らず、舌なめずりさえしていた。

「ぃよーやっと私の出番なわけね?」

『ああ、出撃だ』

「OK了解、任せてちょーだい」

『今から行けるな?』

それはあまりにも愚問だと、レンは胸を張る。

「もちろんじゃん。ここんとこずぅっとコックピットで寝泊まりしてるし、パイロットスーツも着たまんま。ほとんど私服よ、私服」

『ふ、お前らしいよ。では、出撃準備』

「Yes sir」

答えると同時に通信が切られる。

かと思えば、管制室からの通信に切り替わった。

『ギルディウス・マキナ、クリムゾン機、出撃準備』

『了解。ギルディウス出撃準備。各部署に通達、ギルディウス出撃準備急げ』

『ギルディウス、ハンガーより出撃カタパルトへ移送開始』

『移送経路は一番ルート、第四射出口へ』

支倉の指示に従う部下の声が、一気にレンの耳へ雪崩れ込んでくる。

機体の移送されている震動が、コックピットに鈍く細かく伝わってくる。