「分かった!分かったぞ!
イケてる麺!」
「あー惜しいっ!もうちょっと、高みぃ もうちょっと!」
「何だよ、高みぃって。」
「高村の高みぃだよ。」
「何でだよ!アレは高見沢だから高みぃだろ!俺は高村だから高むぅだよ!」
「“高”が付けば、みんな高みぃだよ。」
「何だと!!今すぐ全国の“高”が付く人達に謝れ!!」
「ごめんね?高みぃ。」
「も、いいよ どうでも…。」
「なぁ。進めていい?」
美姫と高村のやりとりを、頬杖をつきながら見ていた留以が口を開いた。
「ごめんね、成瀬。
あたし、大人げなかったね。」
「姫はいいけど、高村は許さん。」
「ヒイキじゃないかっ!
ひどいぞ成瀬!」
「世の中、そういうもんだ。諦めろ。」


