亮が帰ってくるまで待ってあげよう。

と、静かに窓の外を見る。

三学期が始まり、進路だ進路だーと学年全体が焦り出す。

三年生は、もうすぐで卒業。

私、卒業したらどうすればいいんだろう?

就職はしないと思うから進学か。

そう思うと億劫になる。

やりたい事も特にない。

なりたいものも、就きたい就職もない。

将来が見えない。

「真っ暗ー…。」

ため息をついて、窓にもたれかかった。