すると。

「愛子ちょっと。」と
私は美穂に舞台の袖に
連れて行かれた。

「愛子ちゃん。早く。」
と実君が舞台裏にいた。

「どうしたの?」と
実君と美穂に聞くと。

「悠の奴、グランプリを
取れたらあることを
したいと言われたんだ。」
と言われた。

これから何が始まるのか
私は分かっていなかった。