次の日、お昼休みに屋上へ行った






屋上にはもう先輩が来ていた






やっぱりケータイをいじっていた









声をかけようか迷っていると、先輩から声をかけてくれた






「よっ来てくれたんだ…よかった」







最後の言葉は風にかき消されてしまい、あたしの耳にはとどかなかった






「うん」







それだけ言うのが精一杯だった