帰るべき実家が亡いとは


こんな気分なのかと


二人でナツにいなくなるなんて


やっぱり連れていってしまったの?



無意味に責めたくなる




当たり前が


当たり前でなくなる


また気づかされて



泣きたくなる。




今はまた、二人一緒にいるのでしょうか?



幸せですか?


笑ってますか?



そうであって欲しい。



頑固なアナタ達の最期


あの穏やかな


笑顔のまま





どうか幸せな永久の時を



ああ

またナツが過ぎていく

もう誰も居ない家に

静かに薫る香

どこか切り離されたその空間に

確かにあった笑顔を

私は忘れない



幾度ナツが過ぎようとも