恐る恐る見ると 彼は顔を赤らめていた。 それを隠すように 片手で顔を覆うようにしていた。 これは、 あの花井 晴樹…くん? 「…なんか、ごめんね」 「…別に。 ここが一番よく見えるから」 「…そっか」 やっぱり顔が赤い。 夕日による 赤さだけじゃなかった。 「…好きな子、見てるの?」 また勝手に口がすべる。 私のバカ。 またこんなこと聞いて。 花井くんは怖くて凶暴なのに。 その小さな一言に彼も 動揺を隠しきれていなかった。