俺は気付いたら 心の声がこぼれ始めていた。 「お前の気持ちが さっぱり分からねぇ」 「私は…」 「俺のこと好きだって 言うのも嘘だろ?」 「そんなことない!」 蓮実は変わらない まっすぐな瞳をしていた。 本当は愛しい彼女。 明るくて元気な 彼女が好きだ。 「俺とすれ違っても 話そうとしない。 でも図書室だと 普通に俺に話しかける」 「………」 「本当のお前は どっちなのか分からんねぇよ」 俺の気持ちは 爆発していた。 好きだけど、 このままだったら すれ違うばかり。