すると龍慈くんは 総長の方に向き直した。 そしてまっすぐ見て言う。 「俺も脱退する!」 全体に響き渡る。 これが彼の出した答え。 そうだよ。 やっぱり お日様の下が似合っている。 「いい根性してんじゃねぇか! この女がどうなっても…」 「晴樹が助けるから 全く問題はない」 龍慈君の断言に 胸が跳ねた。 信頼しているからこそ 言えるセリフだろう。 「よくこんな状況で言えるな!」 「言えるさ。 俺が助っ人だからな」 晴樹君は頷いていた。