*** 何も知らない私はいつもと 変わらない今日を迎えた。 今日は ちゃんと結依に報告する。 それだけを決意して。 いつものように駅前で 結依と待ち合わせする。 そこから徒歩で 学校に向かっている。 駅に着くと 結依は到着していた。 「おはよー」 「うん、おはよ。 あのね、大事な話が…」 さっそく話を 切り出した時だった。 向こう側から声がする。 「蓮実ーーーーーー!!!」 はっきりと聞こえた。 思わず言葉を止めて振り返る。 汗だくで走っている 龍慈君だった。