「バカなこと言うな…」 瞬間。 大勢の人の気配を 2人は感づいた。 「こんなところで2人が 話してるなんて奇遇だな」 後ろからの響く声。 それは魔物の恐ろしい声。 冷や汗が滑り落ちる。 「やっと来たか」 「待たせたな」 「待ってたぜ」 晴樹の威圧感が変わる。 そして増した気がした。 「鋼龍…」 振り返った龍慈は声を失った。 俺の真後ろに立っていた人物。 それは「新月」の総長と 俺の兄貴を含む メンバー全員だった。