それは晴樹からの挑戦状。 俺が勝てば、 晴樹は素直に謝って戻る。 晴樹が勝てば、 俺も一緒に脱退すること。 それが条件。 だから俺は アイツを追っていた。 「…そっか」 一部始終聞いた私は それしか言えなかった。 二人の辛い過去。 危ない思いは して欲しくないと思う。 でも戦わないといけないときも 必ずやって来る。 だから苦しい。 厳しい選択は 今も続いているんだ。