そして訪れた今日。 時刻はまだ10時よりも 5分ほど早くに着いた。 待ち合わせ場所のビル前には もう龍慈君は着いていた。 「おはよう!!」 「おはようございます…」 「じゃあ、行こっか」 「あ、はい」 そして彼の後を 追うようについて行く。 すると… ここって、駅前? ふいに感じた予感。 でも瞬間的に 腕を強引に引っ張られた!! 「やッ!!」 振り解きたい腕も なかなか離れない。