この前の白坂って人みたいなのがいっぱいだったら…嫌だ


……


思わずゾクッとしてしまう



ポン



そんな時、頭に何かが置かれた



「?」



見上げると、手が置かれていて



「…はやと?」



そこにはあたしの頭に手を置く隼人だった


ただ頭をポンとされただけで、何も言わない




「席つけー始めるぞー」


すると先生が来て、隼人は頭から手を離して席に座った


あたしも隣の席につくと、再び隼人の方を見る



「…」




だけど隼人の反応はなくて


なんだったんだろ



「…見とれてんなよ」

「へ!?ち、違っ」

「フ、ばーか」

「バカじゃないし」



ずっと見てたせいか隼人がこちらを向いて言ってきた



「…あんま心配すんなってこと。暗い顔ブサイク」

「…」



…一応心配してくれてるのかな



隼人のくせに



でも



「…ありがと…」



恥ずかしいからボソッと呟き、

隼人を見ると、フッと笑っていた



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