屋敷の奥のその部屋から聞こえてくる音に、お父さんも、最初の内は、シンデレラの心配をしていました。

けれど、それが数日続くと、新しい子どもたちの美しさにひかれる気持ちの方が強くなっていきます。

一週間、二週間とすぎていくうちに、お父さんは、すっかりシンデレラのことを忘れ去ってしまいました。