君と過ごす最後の24時間



しばらく、そうして何も考えずに窓の外を見ていると――…。



ギュッ……ギュッ……


……!


廊下から何か分からない、静かな音が聴こえてきた。


ギュッ……ギュッ……


何なんだよ、気持ちわりぃな。


少し怖くなって、シューズを履いた足をコンクリートの床につける。


ギュッ……


床に足が当たった時に微かに聴こえた音。


――足音だ。


廊下にシューズを履いて歩いている人がいるんだ。


……っていうことは生徒か?




――ガラッ