***** 「ねぇ・・・もう我慢出来ないよ───」 「葉紅様、もうしばらくお待ち下さい。向こうも警戒しています。下手に動けばこちらに不利です」 「まぁ、あの子の周りには護衛が多いからね。奴等が全く自分達の守護から出させない。じゃあさ・・・」 「自分から出て来てもらおうかな」 そう笑う彼の姿は 艶やかで 恐ろしかった