【コラボ】ダブルヒロイン

「私、あなたが好きかもしれない。

だってあなたは唯一私自身を見てくれる人なんでしょ。

私も多分、あなた自身を見つめるわ。」

冗談で言ってるようには見えなかった。だから俺は返答に困ってしまう。

何も言わない俺を見て安永はクスリと笑った。