「あ。そのブレス、オニュー?」 理佐と雪ちゃんが、あたしが持っているブレスレットを指しながら聞いた。 「違うよ。友達の」 あたしは右手に持ったブレスレットをバッグにしまった。 友達? 自分で言っておきながら少し笑ってしまった。 矢沢さんが落としていったブレスレット。 可愛かったから着けて来ようと思ったけど、矢沢さんが気に入ってるものだとしたらヤバイからやめた。 「てゆーか昨日さぁ、大人な男の人と話してたでしょ?」 抜け駆けー? と、雪ちゃんは肘であたしを突付いてからかった。