捺「…」 莉依が横たわるベットの端に腰掛け、明らんだ空を見上げた。 『…ううん』 捺「…ん?」 …なんや、寝返っただけか。 捺「…」 比呂にここの場所は聞いて知っていた。 ただ、足はなかなかここには向かなかった。 …こいつがここに居なければならない理由を聞かれたら、俺は答える事が出来ない。 だから、逃げていた。 .