「ところでどうだい、最近。航太とは仲良くやってんのかい?」 航太とは順調に行っていた。 本当は今日も来たがっていたのだが、もういつでも会えるからと私が断ると、チョコレートを食べながら部屋の隅で拗ねていた。 「良かったな、優子。でも、しっかりと支えてやんな」 −うん! 頑張ります! 「優子なら……大丈夫だな!」 ろくは咳をしながらそう言った。 この前よりだいぶひどくなってるような気がする。