「ひ……緋山匡ってホントにアタシの事好き、なの??」 なんか若干聞きづらい部分もあるけど、なんか信じられないし…… だって! 楓は幼なじみで結構長い間いたからまだわかるんだけど… きょ、……緋山匡は会ったばっかりの頃に告白してきた。 それって…… やっぱり…… 「顔」 ……やっぱりね… かなりさっぱりした口調で緋山匡は言った。 「最初は顔だった」 ちょっと間を置いて付け足すように言った。