そんなふうに楽しくドラマ撮影を終えると、事務所へ向かった。


なんかよく解らないんだけど、アタシ社長にまた呼び出しくらったんだよね……


なんかしたっけな~?



「失礼します、乙宮です」


こんな時こそ純君は俺は呼び出されてないから、とか言って一人で仮眠室に逃げ込んじゃうし……


役立たずにも程があるでしょ!!


「どうぞー」


社長室に入ると床に毛玉が幾つか転がっていた。


って……これって……猫!?


「ちょりース、ゆうきん久しぶり!」


「ご無沙汰してまぁす」