「ホントに?
ウチのコト見捨てない?


後になってやっぱ無理とかないよね?」

「ねーよ。
なに??

俺らそんなに信用ないわけ??
そんなに浅い付き合いじゃないだろ??」

「知っているから…
知ってるから!!

4人のこと知ってるからこそ…

本当かどうか気になるんでしょ??
4人ともクラスの人気者で、
ウチなんかと仲良くしてたことが奇跡なのに…」



「はぁぁぁぁ……
おめー本物の馬鹿だな…

【バカ】じゃなくて【馬鹿】だ。

ひどいとか言うなよ?

事実なんだから…」

「ひど…」

「だから言うなって。
知ってるから気になるだって?

ふざけんな。
知ってて何を恐れるんだよ!
自分のことをよく知ってるやつに疑われるこっちの身にもなれよ!!

俺らを信じろよ!!」


棗…

琉架…

櫂斗…実奈…


「ありがと!!」

「疑ったバツでおまえ今日の夕食作れよ。」

「じゃぁ今日は早く帰ってくる??」

「あぁ。
なんなら一緒に帰るか??」

「うん!!
帰らせていただきます!!」


まだいいいよね…言わなくても。
でも、ウチは世界で一番棗を愛してるからね!!