チュッ…


軽いリップ音とともにアタシの唇に棗の唇が落とされた…


それはとても甘く、そして優しいものだった。



と…思ったのもつかの間。


甘く激しいキスに変わった。
角度を変えて何度も唇を落とす…

苦しくなって酸素を求めれば口内に舌が侵入し、
激しく口内を侵す。



「…んっ…な…っめ??」


クチュ…チュパ


水音が部屋に響く…



限界に達した時やっと唇が離れた。


腰が抜けてもう立てない…


「そんなこと思うのはお前だけに決まってるだろ??
そんな愛しい感情を抱くのは由香に対してだけだから…」





腰を引きよせアタシを支えながら、


甘く低い声で耳元で囁いた…





「棗…大好き。
もうどこにも行かない??」

「あぁ、もうお前を置いて行ったりはしないさ。
まぁお前も俺についてこいよ??」

「うん。
嫌われてもついてくから!!」


「嫌われても俺が離さない。


愛してるよ由香…」