「それで別れてから気づいたの。
あぁ…あのこの作戦だったんだなって…
ただあのこはアタシと棗を別れさせたかったんだなって。」


だから…アイツはあんなに由香のことを避けたんだ…

由香にもう一度会うことで俺たちに真実がバレることを…

そして避けられる事が嫌だったんだ…

「悪い…由香。
俺アイツと話してきてもいいか?」

「いってらっしゃい。
待ってるから。」

「ありがと。
すぐに戻って来るから。そしたら家に帰ろう。
アイツに全て話してくる。」


待っててくれるよな?由香…

ちゃんと話してくれるよな?港…