僕の記憶が消えていく


卒業して以来見る先輩はまた一段とかっこよくなっていた。


『…先輩付き合って下さい。』


気持ちは伝えたはずだけど緊張していてなんて言ったのか覚えていない。


ただ付き合いたいという思いはしっかりと伝えたが恥ずかしいのと断られたらどうしようという思いで俯いた。