僕の記憶が消えていく


そして幼い男の子を見るとボールを抱きしめお母さんらしき人の後ろにいた。


良かった。


『瞬、気をつけてね。』


香吏奈が優しい声でいう。


『ああ。』


それにしてもなぜ何もないところで転んだのだろうか?


おっちょこちょいにもほどがあるよな。