僕の記憶が消えていく


学校から帰ると全身が痛い。


でもこの痛さはとても幸せな気分だった。


香吏奈は不機嫌そうな顔をしてるけど…。


『香吏奈、まだ怒ってんの?』


『だってすっごく心配したんだよ。このまま瞬が倒れて…。』


『死ぬかと思った?俺は死なねぇよ。』


香吏奈の頭を撫でた。