僕の記憶が消えていく


〜香吏奈side〜

家に帰りしばらくするとパパが帰ってきた。


『おかえり。』


『ただいま。』


いつもならそれからも日常的なことを話すのだがこの日は話す気にはなれなかった。


パパも瞬のことを聞かれると思ってか避けるようにお風呂に入りにいった。