「そうだ!ストラップありがとう。」


言いそびれていたプレゼントのお礼を言うと、成宮君は照れくさそうに笑った。


「店から貰った物だけどな!」


「でもすごく嬉しいよ。大切にするね?」


「タダで貰った物をそんな風に言われたら、ちょっと心が痛いなぁ。」


だって本当に嬉しいんだもん…。


アタシと成宮君は見つめ合いながら無意味に笑った。


「じゃあ授業終わったら迎えに来るからな!」


「待ってるね!」


成宮君が自分のクラスに入るまでずっと手を降り続ける。


やっぱ大好き…。