「いちいち煩いな!利香姉には関係ないじゃん?」


「関係なくないよ!アタシはエマを心配して…。」


「はぁ〜?心配?私の事羨ましいだけでしょ?利香姉の彼氏は同い年で何1つ買ってもらえないし、奢ってもくれないもんね?」


エマはバカにしたように笑った。


「別に物が欲しくて成宮君と付き合ってるわけじゃないよ!あいにくアタシと成宮君は純愛してるんだから!」


「プッー!純愛だってぇ!マジキモイ!私見たけど?利佳姉の彼氏と千草ちゃんが仲良くアイスクリーム食べてるの。なんかいい感じだったなぁ〜!」


「それはアタシが行っていいって言ったの!」


「げぇ?有り得ない!普通自分の彼氏と友達遊ばすかなぁ?」


「何よー!」


「やる気ー?」



アタシとエマは立ち上がり互いにらみ合う。


見えない火花がパチパチ飛んだ。