「そんな僕に気づいてくれたのはエマ姉だったんだよ。
ある日、布団に隠れて菓子パンやスナック菓子を食べてるのを知られてしまった。
だけどエマ姉は怒らなかった。
僕にどうしてこんな事をしてるのかって聞いて、心配してくれた。
相談に乗ってくれたんだ。
今回の事だってそうだ!僕がお金を盗もうとしていたのを見つけて、エマ姉は利香姉に見つからないうちに返そうとしてくれたんだよ!」
そういう事だったの。
布団の中でゴソゴソしていたのは大量に買い込んだお菓子を隠していたから。
最近、寿一がご飯をあまり食べなくなったのも、それなのにどんどん太っていくのも、それなら納得がいく。
「それならそうと言えば…。」
「聞かなかったじゃないか!エマ姉の話しなんて聞かずに泥棒扱いしたじゃないか!」
寿一が叫んだ。
「大貴の時だってそうだった。エマ姉が一生懸命大貴をなだめてるのに、利香姉は怒ってばかり。利香姉なんて、ただ威張り散らしてばっかりじゃないか!本当は何も知らないくせに、自分ばかりつらそうな顔するなよ!」
「寿一!」
エマに怒鳴られても、寿一はアタシを睨んだままだった。
ある日、布団に隠れて菓子パンやスナック菓子を食べてるのを知られてしまった。
だけどエマ姉は怒らなかった。
僕にどうしてこんな事をしてるのかって聞いて、心配してくれた。
相談に乗ってくれたんだ。
今回の事だってそうだ!僕がお金を盗もうとしていたのを見つけて、エマ姉は利香姉に見つからないうちに返そうとしてくれたんだよ!」
そういう事だったの。
布団の中でゴソゴソしていたのは大量に買い込んだお菓子を隠していたから。
最近、寿一がご飯をあまり食べなくなったのも、それなのにどんどん太っていくのも、それなら納得がいく。
「それならそうと言えば…。」
「聞かなかったじゃないか!エマ姉の話しなんて聞かずに泥棒扱いしたじゃないか!」
寿一が叫んだ。
「大貴の時だってそうだった。エマ姉が一生懸命大貴をなだめてるのに、利香姉は怒ってばかり。利香姉なんて、ただ威張り散らしてばっかりじゃないか!本当は何も知らないくせに、自分ばかりつらそうな顔するなよ!」
「寿一!」
エマに怒鳴られても、寿一はアタシを睨んだままだった。


