「あんた自分が何したかわかってるの?!泥棒だよ?泥棒!アタシ、大貴に裏切られるなんて思わなかった。最低だよ!」
もう殴りこそしなかったものの、幼い弟に機関銃みたいに暴言を浴びせる。
「お姉ちゃん!」
エマが大貴を庇いアタシの前に両手を広げて立ちはだかった。
「アタシ、ママの代わりに一生懸命やってきたじゃない!大貴の事、誰よりも可愛がって、信じてきたのにこんな仕打ちあんまりだよ!」
エマの後ろで大貴が震えている。
いつも頭を撫でていたアタシの手に殴られ、愛の言葉を囁いた口で罵る。
賢い大貴は、それで自分のしでかした事の重大さを十分に認識しただろう。
なのにアタシの気持ちはまだ収まらなかった。
「アタシたちは貧乏だけど、心まで貧しいのは、兄弟の中でも大貴だけだよ!」
「お姉ちゃん!」
バチン
今度はアタシがエマに殴られた。
もう殴りこそしなかったものの、幼い弟に機関銃みたいに暴言を浴びせる。
「お姉ちゃん!」
エマが大貴を庇いアタシの前に両手を広げて立ちはだかった。
「アタシ、ママの代わりに一生懸命やってきたじゃない!大貴の事、誰よりも可愛がって、信じてきたのにこんな仕打ちあんまりだよ!」
エマの後ろで大貴が震えている。
いつも頭を撫でていたアタシの手に殴られ、愛の言葉を囁いた口で罵る。
賢い大貴は、それで自分のしでかした事の重大さを十分に認識しただろう。
なのにアタシの気持ちはまだ収まらなかった。
「アタシたちは貧乏だけど、心まで貧しいのは、兄弟の中でも大貴だけだよ!」
「お姉ちゃん!」
バチン
今度はアタシがエマに殴られた。


