エマと手を繋いで歩く大貴をアタシは乱暴に引き離した。
「お姉ちゃん!」
突然の事に大貴は足を絡め、尻餅をつく。
アタシは唖然としている大貴の胸ぐらを掴んで立たせると力いっぱい頬を平手打ちした。
バチン!
渇いた音が響き渡り、時間が止まる。
もう一度手を振りかざした時、エマがアタシを止めた。
「お姉ちゃんやめて!」
体を張って止めるエマを振り切りアタシはもう一度、大貴の頬を叩く。
今度はアタシの手のひらに痺れる感覚が残った。
涙は出ない。
代わりに、手のひらがジンジン泣いている。
大貴はしゃがみ込み、虐待に怯える犬のような目をしてアタシを見上げる。
なのにアタシは止まらなかった。
「お姉ちゃん!」
突然の事に大貴は足を絡め、尻餅をつく。
アタシは唖然としている大貴の胸ぐらを掴んで立たせると力いっぱい頬を平手打ちした。
バチン!
渇いた音が響き渡り、時間が止まる。
もう一度手を振りかざした時、エマがアタシを止めた。
「お姉ちゃんやめて!」
体を張って止めるエマを振り切りアタシはもう一度、大貴の頬を叩く。
今度はアタシの手のひらに痺れる感覚が残った。
涙は出ない。
代わりに、手のひらがジンジン泣いている。
大貴はしゃがみ込み、虐待に怯える犬のような目をしてアタシを見上げる。
なのにアタシは止まらなかった。


