利香15歳・5児の母です!

「あの、利香さん?お母さんの携帯繋がらないみたいなのよ…。お父さんの会社の番号わからないわよね?」


おばさんは困った顔をした。


でも、それ以上にアタシが困ってしまった。


「父は…いません。」


店長さんがため息をつく。
おばさんは苦笑いした。

「じゃあお婆ちゃんとか…。誰か大人の方であなた達を迎えに来てくれる人、いないかしら?」


「お婆ちゃんも…。アタシたちにはママしかいないんです。」


悔しさと恥ずかしさ、そして、なんとも惨めな思いが入り混じり、このまま消えてしまいたい。


隣りで大貴が泣き出す。

泣きたいのはアタシだよ…。