「ところで、お姉ちゃんは何買ったの?これ?」
大貴が残りの袋を発見して指を差す。
「これはママにだよ。」
「え〜?じゃあ利香姉のは?」
「アタシの…?」
アタシは今さらながら、自分のために何1つ買っていない事に気づいた。
「まさか、お姉ちゃんは何も買わなかったの?」
エマが心配そうな顔をする。
「もしかして僕たちの分買っちゃったからお金無くなっちゃったの?!」
大貴は泣き出しそうな目をした。
「違うよ!アタシは欲しいものが無かったの。」
「本当に?」
「うん、本当だよ!ほら、お金はまだあるんだけどね、じっくり考えてから買いたくて。」
そう言うとみんな安心したように胸をなで下ろした。
いけない、いけない。
喜んでもらうつもりが、余計な気を遣わせちゃった。
大貴が残りの袋を発見して指を差す。
「これはママにだよ。」
「え〜?じゃあ利香姉のは?」
「アタシの…?」
アタシは今さらながら、自分のために何1つ買っていない事に気づいた。
「まさか、お姉ちゃんは何も買わなかったの?」
エマが心配そうな顔をする。
「もしかして僕たちの分買っちゃったからお金無くなっちゃったの?!」
大貴は泣き出しそうな目をした。
「違うよ!アタシは欲しいものが無かったの。」
「本当に?」
「うん、本当だよ!ほら、お金はまだあるんだけどね、じっくり考えてから買いたくて。」
そう言うとみんな安心したように胸をなで下ろした。
いけない、いけない。
喜んでもらうつもりが、余計な気を遣わせちゃった。


