利香15歳・5児の母です!

千草の肩が小刻みに震え、やがて教室を出て行ってしまった。


「千草!」


追いかけようとしたアタシの腕を菜々子ががっちり掴んだ。


「放して!」


菜々子の目はギラギラ光り、アタシを睨みつける。

「今追いかけてどうすんの?何話すつもり?」


「それは…。」


決めてなかった。
ただ、こういうのは嫌だった。
仲間外れにして陰口を叩くなんて、まるでイジメ。


まだ追いかけようとするアタシの腕を菜々子が締め上げる。


「い、痛いよ!」


「利香が行かなくても千草は平気だよ!だって成宮がいるんだから。」


菜々子は細く笑む。


その顔に怖じ気づいたアタシは、千草を追うのをやめた。